『vincent fouteauの封筒詩片』展が終わりました。
これをきっかけに、ひさしぶりの友人知人や、ご近所さんからの紹介のお客さんや、nakabanファンの方や、いつかチャルカに行こうと思っていたと言う方や、いろんな理由でいつもよりお客さんが多かったです。
本当に嬉しいことです。
特にこの週末は、私が好きで厳選して置いているアクセサリーや、とても綺麗なガラスボタンシート、100年前のかっこいい紙箱、ドイツの紙片やチケットなど、他にもいろいろと引っ張られるように売れて行きました。
物の動き方が「うん!うん!」と言った感じで、古物を扱う店として、すごく幸せを感じさせてもらいました。
チャルカから雑貨を持ち帰ってくださったお客さんたちも、きっと喜んでくださっていると思います。
好きなものがあるって、いいですね。
先日、はじめてマンゴスチンを食べました。
見た目が好きなうえに、爽やかな甘みにうっとりとなりました。
春先よりチャルカの西隣のアパートが解体され、家が建つとのことでした。
その作業中に気づいたのですが、解体はL字になっていて、チャルカがL字の内側の部分。
と言うことは、うちの店を含めると長方形のまとまった土地になり、ちょっとしたマンションが建てられるではないですか。
そんなの困ります、店の引っ越しはしたくありません。
チャルカは賃貸物件なので危ないぞと思い、いろいろ聞いたり調べてもらったりしているところに、オーナーさんが来てくださいました。
「よく売りませんかと電話がかかってくるけど、うちはそんな気はないから」とおっしゃいました。
それでL字に売れたんだと、納得。
よかったー、とひたすら感謝です。
25坪近い物件。
はい、買いますよ!と言える値段でもなし。
でももし、オーナーさんが手放される時は、やったことのないローンに挑戦か!? 出来ればいいのですが(笑)
ここ数年、チャルカのある谷町界隈は古い家を壊して更地にしたり、駐車場にしたりがとても多い。
そんな場所がまとまると、あっと言う間に投資目的のワンルームマンションや高層マンションが建てられていきます。
先日も近所の知人のカフェが立ち退きになることを聞き、理由は老朽化らしいですが、両隣り後ろとまとめて壊してマンションが建つそうです。
老朽化と言われれば確かに……。
でも、でも、と思わずにはいられません。
この3ケ月間弱、そんなこんな、プラス考えさせられる小さな出来事が重なり、思うこといろいろありです。
断シャリ、物は持たない暮らしは素晴らしいし、私もどちらか言うと自分の持ち物は少ない方です。
安価でそこそこいい物がたくさん売られています。
必要品。
必要品には大きくわけると2つあって、一つは生活必需品。
もう一つは、その人らしくあるための必要品。
チャルカは後者を目指して、これからもローリング・チャルカします。
マンゴスチンに続いて、お庭で採れたという小さな枇杷も食べました。
瑞々しくてさらりと甘い枇杷。
解体されてなくなったアパートに枇杷の木があって、この時期はよく鳥が食べに来ていました。
あと3ケ月で17周年になるチャルカ久保の気持ち、中途半端な時期ながら、覚え書きまで。
靴脱ぎ台やら、小さな椅子やら。
この間の買い付けで送ったものが数点、要修理で、後回しにしていました。
なんとか保っていたバランスが、日本に届く道中でガタガタと揺れて外れてしまった……と、そんな壊れ程度。
これぐらいの不具合なら、自分で修理できればいいんですよね。
でも、私がすると無理矢理になるので、友だちのお父さんにお願い。
古い物にはマイナスネジが使ってあって、ホームセンターとかでは売っていません。
それを探してきて、ピカピカなのをお酢につけて色を落ち着かせてからやりかえてくださいました。
ラタンの花台、赤いミニ椅子、緑のコーナーが直って戻ってきました。
この子たちに日本のお父さんの手の跡が加わりました。
これは私的にとてもうれしいことです。
お店に樅の木のツリーを飾りました。
チェコのガラスのオーナメントやきのこの飾りが揺れていて
優しい光り方でとても気に入っています。
今年は珍しく、IKEAで本物の樅の木を買おう!と意気込んでいたのですが、即完売。
そこで実家の父に送ってーっと頼んだところ、届いたのが大きくて支えの台に入らなかったのを、近所の友だちのお父さんに削ってもらいました。
支えの台は、チェコから持ち帰ったもので、小人が3人座っている鉄製です。
これが可愛い!
この台に合わせて木の幹を削ってくれる、友だちのお父さん。
子供のころ、うちの実家ではクリスマスツリーは火鉢に刺さっていて、しかもその火鉢は仏壇の間にある大きいのだったと、そんな話をすると「とてもいいエピソードですね」って。
完売のおかげで、いろいろと嬉しい今年のツリーです。