もうずいぶん前に知人が作ってくれたお裁縫ポーチ。
チャルカの生地やレースなどをつかって、手縫いで作ってくれ、大事に使っていました。
旅先にも持って行って、夜に時間があればチクチク。
その日の蚤の市で買ったレースを服に縫いつけたり、糸ボタンでアクセアリーを作ったり。
チャルカのご近所さん、着物リメイクのスペシャリスト松下純子さん。
作りたい人が自分で作れるように、ひも解きながら数点作ってくださいました。
来年以降、材料とレシピの商品にする予定です。
ヴィンテージリネン生地も、レースも、ボタンも糸もリボンも、全てチャルカが集めたものです。
自慢ではなくて、ドイツ、チェコ、ハンガリー、ルーマニアの素材が、日本でひとつになることに喜びを感じています。
古い素材は丈夫だったり、生地は時間をかけてゆっくりと織られていたり。
手編みや手刺しゅう、繕いも含めて、生かしたものに作り替えて
役に立ったり、誰かのお気に入りになれたらいいなと思います。
リメイクにかわるいい言葉、探しています。
覚え書き1
夏休みを終えて、今、手元にある冊子を眺めています。
買いつけの本を書く前、まだ一冊も本を書いたことがなかった時につくった冊子「蚤の市へ行こう! ベルリン編」。
ベルリンの蚤の市の楽しさを「ねぇ、聞いて!聞いて!」とばかりにエイヤッ!!と出したものです。
大人なチャルカも大好きで、それは今の正直な形ですが、私はやっぱりアレダメ、コレダメが苦手で、転けるかもしれないけど自由に走りたいと思ったのでした。
昔を懐かしむ感傷ではなくて、どっちを目指したいかを改めて意識した夏休みでした。
覚え書き2
先週のチャルカは尾道からイチリヅカシューズが来てくれて、靴の受注会でした。
イチリヅカシューズの作り手は藤山なおみと言い、私と一緒にチャルカをスタートさせた相方で、今は靴づくりをしています。
革を選び、その持ち味を信頼&頼りにした、勢いのある靴たち。
ずらっと並んだ様子を見て、人の作るものはその人を表すと、改めて思った次第。
靴の木型の先生が来られて、経験や知識からの適切で貴重なアドバイスをされていました。
それを横で見ていて、得たものをベースに、頭に描く憧れの靴を探し続けておくれと思ったのでした。
受注会の最後に私も赤い靴をオーダーしました。
出来上がりは春らしく、届いたころにまた今の気持ちを思い出させてくれることでしょう。
8月12日土曜日、お店の修理が終わりました。
毎日10人前後の職人さんが来てくださって、暑い中をみなさんで一気に仕上げてくださいました。
早かったです!
きれいになりました。
職人さんにすれば暑かろうが仕事。
とは言え、午後から疲れてきてはる感じがして、気になって仕方ありませんでした。
そして、日に日に直されてきれいになっていく様子に、お金だけじゃない『心意気』みたいなものが見えました。
春からの一連の物件の問題が、これにて解決。
売られて立ち退きになる可能性があったチャルカ店舗ですが、大丈夫です、ここにいます。
「みなさんのおかげです」と一言ではくくれないほど、まわりの人に助けてもらいました。
近所のたばこ屋のおじちゃんからいい言葉をもらいました。
「恩送りって言うんやで。
あんたが受けた恩を覚えておいて、続く人を手伝うんやで」
こんなことを言ってくれる人もそうそういないよなー、とステテコパッチのおじちゃんが格好良く見えました。
8月8日月曜日 35度はある暑い日。
朝、チャルカに行ったら、7人の侍ならぬ、7人の職人さんが並んではりました。
さびさびトタンの壁、屋根を修理する工事がはじまりました。
壁のトタンは全部剥がして、ガルバリウム鋼板のモスグリーンに。
断熱材を入れます。
屋根のさびさびトタンはそのまま、上から横木を足して補強しつつ、断熱材を敷き、ガルバリウム鋼板の白をかぶせます。
地面と接している下地部分にコンクリートを足し、腐っている木を替え、雨樋も直します。
簡単なようですが、23坪分の壁と屋根はまぁまああるなと、材料を見て思いました。
今週じゅうには終わる予定。
こんな暑い日に屋根に上がって、仕事と言えど大変。
ありがとうございます。