紙にはいろんなサイズがあって、ハトロン判、A版、B版、菊判と、大きな紙1枚のサイズは様々です。
A5サイズのノートは、A判の紙から作ると取り都合が良くて無駄がでない。
でも、好きな紙はハトロン判しかなかったり。
こんな事情から、文房具を作るとどうしても紙の端っこが余ります。
チャルカはその紙の余った端が捨てられません。
断裁した紙は端がきれいに整い、ブロックである様子がかっこよかったり、断面が面白かったりと、いい面がいっぱいあります。
これを詰め合わせたのが「チャルカの紙束セット」と言う商品です。
紙は余りものだけど、サイズを揃えたり、詰め合わせるのって、手間ひまがとってもかかります。
今、作っています。
作業をしていて楽しいです。
いろんな紙は見ていてあきません。
今週末にはお買いものサイトにUPの予定。
「さぁ、紙好きさんの元へ行っておいで〜」と、送り出します。
チャルカの新商品のノートは、大げさですが、夢のノートです。
バックパックではじめて旅したヨーロッパ。
行き先々で買ったのはノートでした。
厳選して、パリで3冊、イタリアで1冊、ドイツで1冊。
これらのノートには共通項があって、どれも量産品ではなく、人の気配があったこと。
革や活版印刷や手透きの紙の表紙、糸綴じ上製本、手貼り、見返しで遊んでいたり、ポケットが付いていたり、ゴムや紐の留め具が付いていたりと、手がかかっていて、職人が作ったものです。
美術館で手帳を出して何かをメモしている人や、ベンチで小さなノートにスケッチしている人を見て、憧れを抱きました。
学校で使うノートは消耗品だったけど、気に入った「帖」を大事に育てる使い方もあるんだーそんなイメージを持ちました。
新しいチャルカオリジナルは、「アイデア帖」。
画家のnakabanに版画を彫ってもらい、それを木の板にプリントし、糸綴じ製本。
深い緑は森のイメージ、ハンガリー語で森の中の意味で「as erdoben」と名づけました。
水色は心地よい風のイメージ、風の中の意味で「a szelben」です。
こんなややこしいノートを作った製本所も、彫ったnakabanも、プリントをしたオソブランコも、チャルカも、みんな大人です。
自分用に、大切な人や伝えたいことがある機会に、こんなのノートを使ってもらえると、作り手たちはうれしいです。
定番アイテム、グリッドノートの新柄が届きました!
何はさておき出来上がりを見なくてはと、梱包を解いて並べてみました。
東欧のヴィンテージらしい柄に加えて、今回は久保がわがままを言いまして、麻混の生地を3種類投入。
ずーーーいぶん前に気に入って買っていたものの、無地はどうなん?とためらっていたものです。
特に白は、製本会社の専務に「白はあかんよ、特に大阪ではダメッ」と言われ、まわりにも「ウ〜ン
マニアック過ぎ」と留められていたもの。
でもそこはやってみないとと言うことで、暖かくなるタイミングで発注。
どうでしょう?
やっぱり私なら白を選びます(by久保)。
でも、赤もいいです。
話がそれますが、この生地のワンピースを着たいです。
そして小花柄、ヴィンテージらしい大柄も、緑のも欲しいです。
これから順番にご紹介していきます。