買いつけエピソード(CHARKHA papir篇)もくじ

チェコの製本工房を訪ねて 雑貨を探しにチェコへ、ハンガリーへ行く話

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7回目 そもそも、なんで東欧の文房具?

どうして東欧の文房具にこだわるのか?
手触りやアジと呼んでいる紙は、他の国にもある。
例えばアジア。
日本にある手透きの紙なんかも、実は好きだ。
でも、もっとも気に入っているのは、となるとどうしても東欧の文房具になる。
ヨーロッパ、アメリカ、日本の、質が良くてその割には低価格で、とても優等生な商品たち。
均一的で安定していて、不確定な要素なんてない。
そんな商品に面白みを感じないし、そもそも消耗品である文房具にそんなものを求めることが、チャルカは変わっている。
手透きの紙みたいにアジがあり過ぎても困る。
個性的ができあがっていて、そこに入り込む余地があんまりないから。
ほどよくアジがあり、ほどよく個性があり、ほどよく安心感があるのが東欧の文房具なのではなかろうか。
もっとも、それも年々減りつつある。
品質と安定を手に入れる変わりに、アジがなくなってきている。
工業製品としては、これは悪いことではない。
むしろ進歩なんだろう。
けれど、チャルカとしては残念で仕方がないと思っている。