チェコに初めて行ったのは1999年の冬。
ろくに下調べもせず、ガイドブックもなく。
朝起きて、今日はチェコへ行ってくるわ〜、みたいな身軽な旅。
それがわざわいしたのか、行ってみると暗い雰囲気に飲み込まれるような感じで、肌が合わないと思った。
どこか別の国へ行こうとなり、プラハの旅行社に駆け込んだ。
隣国のスロヴァキアはビザが必要なのであきらめ、
飛行機でハンガリーへ行くことにした。
藤山と2人、高い飛行機代を払ってブダペストへ。
ツーリストインフォメーションは季節外れのせいか暇そうで、私たちのたくさんの質問にじっくりと答えてくれた。
なにせガイドブックがないし、予備知識もないから???がいっぱい。
文房具屋はここ、生地やはここと地図に丸をつけてもらい、かたっぱしから回ってノートや紙もの、布を買いまくって、「ハンガリーはええ国や〜!」となった。
そう、あの頃は、スーパーでもその辺の店でもどこでも、たいてい何かしら「おっ、いいやん」と思えるものがあったのだ。
版ずれした紙の悪いノート。
くすっと笑える不細工なうさぎ柄の生地。
そうそう、あの頃はね……。







