
グラシン紙の興奮から一息ついたあと、紙の横にポンと置いてあったカッターを見て、ヤナタ氏がおばさんに何やら注意をしている。
カッターを手に、「あっち、あっち」って感じの会話。
あっちへ行ってみると壁にハサミなどの道具の絵が書いてあり、使ったらここにもどしましょうってことらしい。
ナイスアイディア!
でも〜、ハサミのところにカッターを戻して満足げな彼を見て、心のなかで「揃ってないやん!」とつっこんだ。
それより、紙の上にマグカップを置くのはやめようよ。
チャルカのオーダーを作るときは、絶対やらないでねと、目を見て訴える。
目の端でおばちゃんが動いたのが見えた。
あ〜ダメ〜。
チョコレートをつまんだその手で紙を触んないで〜。
完璧に品質管理をする日本ではありえないこと。
ふぅ。
でもね、だからこそ、しゃべりそうな人格を持ったノートが出来上がってくるのかもしれない。
ハラハラ、ドキドキしながらも、この工房に魅せられてしまった。

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