「ゆ」の字を染め抜いた風呂屋の暖簾を見かけると
ふらふら〜と入りたくなる。
ああ、誘惑の文字。
住んでいる谷町というところも、かなり古い町で
昔の家にはほとんどお風呂がついていない。
そんなわけで、徒歩圏内に数件の風呂屋がある。
つぶれてしまったところもあるけれど
町内の風呂屋はまだ健在なので
たま〜に洗面器もってでかける。
そして、行けばきまって近所のおばあちゃんたちに出会う。
めちゃくちゃ寒い日にはもちろんだけど
めちゃくちゃ暑い日の水風呂、これもいい!
富士山を描いたタイルもちゃんとあって
ささやかながら電気風呂とかサウナまである。
脱衣所にはビニール張りのマッサージ器と体重計。
そんな小さな風呂屋の愉しみを世間に広めたいと、
家に来客があったら、必ず連れて行くのだが
フランス人のともだちが湯あたりになってしまったことがある。
それ以来、外国の方は、慎重に誘うことにしている。(藤山)
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