「えんぴつが欲しい」
パソコン全盛時代になぜえんぴつなのか?それは、普段はボールペンを愛用しているチャルカも、何かアイデアを練るときは、断然えんぴつ派。よし、やるぞ、という気合いとともに、全えんぴつを削るところからはじめたりするものです。だから、時代に逆行していることを自覚しつつも、えんぴつが欲しいと思いついた次第。 えんぴつ工場の捜索を開始。調べると、東京の下町に、えんぴつ工場がいまなお残っているらしい。片っ端から電話。ところがよくある話で、どこもものすごい量でないと工場を動かしてくれない。さっぱり相手にしてもらえない。でも、捨てる神あれば、拾う神あり。唯一一軒だけ、小さな(といっても多いんだけど)ロットで引き受けてくれたのです。 さて、どんなデザインにするのか。こどものファンシーえんぴつでもなく、大好きな三菱さんやトンボさんの王道のえんぴつとも違う、チャルカらしいもの。それが問題。悩んでいたときに、ふと目に入って来たのが、その当時、ベルリンの蚤の市で出会った、カラフルなくるくる巻きのメジャー。「おお、これだ!えんぴつでありながら、ものさしにもなるなんてスバラシイ!」そのスタンダードな数字、ビビッドな色遣いからヒントをいただいて、緑、黄、オレンジ色の初代ものさしえんぴつ3色が生まれました。 いま登場している紫、青緑、ベージュの3色は二代目。二代目となると、少しわがままに遊びたくなるもの。ものさしデザインはそのままに、自分たちが持ちたい色に変更しようということに。持ちたいえんぴつの色を色チップで出していくと、どれもこれも地味な色ばかり。頭の中に浮かんだのは、チェコのデッドストックえんぴつにありそうな、黒い絵の具を少し混ぜたような色。その色に満足すると、さらに欲が.....えんぴつのおしりに消しゴムをつけたくなったのです。こうして、ポップなベルリンカラーが、くすんだ東欧カラー、消しゴムつきになって再デビューしたというわけです。 さて、三代目はどんなえんぴつになりますことやら。

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