細かく区切られた木の箱に、いちおう長さ別に分けて釘が入れてあった。
実家の蔵の入ってすぐ左の足元にその木箱はあった。
一度使って抜いたものもあり、それこそくの字に曲がった錆びたくぎ。
木の箱も好きだし錆ものも好きだし鉄ものも好き。
蚤の市で見かけたら買ってしまう。
このへんてこな買い付けものは、きっと実家の木箱が始まりだったと思う。
チャルカで本を作ったり、こうやってメルマガ用の文章を書きだしてから
子供の頃の事をよく思い出すようになった。
「あっそう言えば...」と辿っていくと、思い当たる事がそこにあることが多い。
土間やかまどのある田舎の家、8人家族で過ごした私の子供時代は
ものすごくたくさんの引き出しだと思う。(久保)
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