本日の見学コースは封筒工場。チャルカをはじめる前からおつきあいのある会社だが、チャルカがいまオリジナルを作っているのは、ここの会社の専務のおかげ。包装紙封筒を作りたいと問い合わせたときから「そんなん売れまっか」と毎度毎度言いながらも、以来ずう〜っと私たちの事をおもしろがってつきあってくださっている。
真新しい自社ビルの中央の方には大きなコンピューター管理されている大型機械。うん10万枚クラスの封筒を製造する真新しいマシーン。最新性能をいろいろ説明してくださるが、気になるのは工場の端の方でカタカタとまわっている古い機械たち。職人さんの手をとめながら、ひとつひとつ説明を聞いた。
中でもデモンストレーションまでしてもらって大喜びだったのが、刃型で穴をあけるポンスという機械。これが数年前まではよりどりみどりのおもしろい抜き型が残っていたらしいが、保管場所ばかりとって需要がないと、数年前の移転時に処分。スタンダードな長方形のみが残っていた。一歩、遅かった。
帰りに見せてもらった他社の既成封筒カタログの中から、気になる商品がひとつ。封筒の紙自体を薬品で溶かして、封筒の窓を作ったもの。かなり古い製法らしい。専務がまたひとこと。「こんなん売れまっか」。メーカーに問い合わせてもらったら、これまた『廃盤』。あまりに需要がなくて、その封筒をつくる機械を去年処分したところだとか。またもや、一歩、遅かった。
チャルカが選んだものは廃盤になる。そんな伝説にさらなる確信を持った日だった。
急がねば!機械がなくなる。職人がいなくなる。

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